オートレーンを清掃せよ!
車でトコトコ移動して、星野洞についたぜ!なんとこんな東の果ての島にまで「星野リゾート」の魔の手が!と思ったが、そんなことはなかったぜ。星野さんという方の土地に「洞窟の入り口」があるから星野洞だそうだ。ここ星野洞は南大東島屈指の美しい鍾乳洞だぜ!そもそも南大東島の地下は鍾乳洞だらけなんだぜ!
う・・・ふるさと・・・あ 頭が・・・
さ、3時過ぎにこちらに迎えに来ますので
それまで洞窟女子の言うことを聞いて掃除してくださいね!
洞窟守のねえさんだよ。
一日4時間だけ洞窟の受付をする怪しい仕事だよ。
みなさんにはオートレーンの掃除をやってもらおう!
明日の人たちにはジェッターを!
オートレーンはオートレーンです。
それ以外の何物でもないです!
なんかの運搬機だろうか?
かっこいいっすね〜!
スパロボ感ありますね♪
※KASUちゃんはこんなこと絶対言わないです。
ここの謎の倉庫の扉を・・・・・ふんっ!!
・・・開かない・・・
ガラスを拭いてくれるだけでいいので。
終わったらせっかくだから洞窟を見ていってね!
洞窟の入口から中を覗き、オートレーンの正体が判明した!エスカレーターや歩く歩道と似たもので、スロープになってる移動システムだ。これはベルトコンベア状なので200mくらいのベルトが回るシステムなんだろう。正式名称かどうかは定かではないが、覚えたぜ!「オートレーン」。ちなみにGIGAの地元松山では、かつて「いよてつそごう」のデパートと駐車場の連絡通路に一つだけ歩く動く歩道があって「トラベーター」と呼ばれていたんだが、松山を出てから誰に聞いても「トラベーター」なる呼び方はしないと言われた。プンスカ!タルトもラーフルも他所では通じない!
さて、ここから鍾乳洞のガチの入口まで100mくらいオートレーンがあるようだ。ここのガラスを拭けばいいんだな。どれどれ・・・
※上の写真は実は結構な「AFTER」状態です。
清掃前はホラーなくらい汚れてたぜ。
ゴシゴシゴシゴシゴシザコシショウ・・・
KASUちゃん洗剤で先拭いてって!
その後水拭きしていくぜ!
ガラスの下のステンも汚い・・・
ステンレスなのに錆びてるし!!
ガラスだけでいいって言われたけど
ゴシゴシゴシ・・・
私こういうの許せないんですよ!!
ゴシゴシゴシゴシ・・・
これはこうして・・・
タオルで挟んで自動運転だ!!
ポチっとな!!
写真の入ったパネルも汚い!!!!
ゴシゴシゴシゴシゴゴゴゴゴ・・・
通りますよ〜。
みなさんご精が出ますね〜♪
※KASUちゃんはこんなこと絶対言わないです。
星野洞から老婦人が出てこられたぜ!我々の来る前に探索に入られたようだ。どうやら本日午後の入場者は彼女一人のようだ。せっかくの鍾乳洞、しかもこんな大掛かりな設備を導入しているのに1日2〜3人の入場者でよいのだろうか。地元の活性化のためにやって来た身としては非常に気になるところだ。老婦人は熊本からお一人で来られたそうだ。とってもアグレッシブな方だったぜ!!
星野洞探索!
さて、開設以来一度も掃除していないと思わしきオートレーン周辺の、頼まれてもいない部分の掃除まで念入りにやり終えて、いよいよご褒美の鍾乳洞の見学だ!さっきも南大東島は鍾乳洞だらけと書いたけど、この島はとても珍しい環礁が隆起した島なんだぜ。そのため、今は陸になってる島の中央部分の標高が低く、周囲が高い。土砂はほとんど失われて、島全体がほぼ石灰岩だ。だから水が染み込み石を溶かし、地下は空洞だらけなんだな。細かいことはまぁいいさ。下の看板を読んでもらえばよし!キレイな写真を載せていくぜ!
洞窟どうだった〜?
そして暑かった!
そして暑かった!!
そして暑かった!!!
沖縄の鍾乳洞は冬は暑いの!
ひんやりしてるイメージだったのに
栃木の大谷石の採掘場とか
めっちゃ涼しかったぜ!!
GRAYがロケしたところ!
※全員汗でびしょびしょになっています。
アキラ100%ではないけど。
気温はいつも一定で26℃くらいなんだけど
夏なら中は涼しく感じるけど出てきたら地獄!
冬は入るとムレムレで出てきたら天国!
ゆったり湯上がり気分で休息してね〜♪
今日の寒さがめっちゃ気持ちいいぜ〜♪
YUIさんも洞窟おねえさんも載ってる!
昨日の喫茶店のトツギーノねえさんも!
誰が怖くてエラいかも見ただけでわかってしまうのは
問題かもしれないけど・・・
お土産にもらっていきましょう!
南大東島らしいお土産だ!
手伝ってもらえませんか?
何をすればいいんだぜ?
このジェッターを組み立ててくださいな。
ジェッターとは高圧洗浄機のことだったんだな!
これはジェッターです!
それ以外の何物でもない。
そういえば洞窟女子さんは
島の出身なのかい?
私は4年くらい前に本土から移住してきたんです。
南大東島に憧れてたのかい?
いきなり何を言い出すんだぜ?
とんでもない映像作品のタイトルみたいだけど。
インガンダルマです。
どうしようもないほど脂ぎった魚です。
めちゃくちゃおいしいんですよ。
これがどうしても食べたくて・・・
だから、島で短期バイトを募集してるのを見つけて
数ヶ月働きながらインガンダルマを食べまくろうと!
逆に島の男に食べられたんですな!!
バレちゃった♪
えっ?星野洞もう見てしまったんですか?
・・・・
どうせパネル読んで鍾乳石見ただけなんでしょう!?
ダメダメダメ!!
ああ、ボクがいたら40分くらいみっちり
島の成り立ちから鍾乳石の種類まで解説して
この魅力の全てを伝えられたのに!!
もう見てしまったんですか〜〜〜!!
チクショ〜〜〜〜!!!
※KASUちゃんはたまにこういうことを言います。
洞窟女子さんに頼んで2種類とももらったぜ!
二人も持って帰ろうぜ♪
サイクリング!
2カ所に分かれての作業が終わり、Bチームが清掃してた「ふるさと文化センター」に向かったぜ!ここで電動自転車を貸してもらい、フリータイムに突入だ!
う・・・ふるさと・・・はぁはぁ・・・
こっちは・・・・大変やったんよ!!
Bチームも何かあったのかい?
早いとこ自転車を持ち出して・・・
みなさん紹介しましょう!
こちらがこのツアーの真のコーディネーター!
しょこたんです!
この時点で16:00近かった。宿の夕食の時間が18:00。フリータイムといってもあんまり時間はなかった。雨と強風の中自転車を貸してもらっても何をしたらいいのか分からず困っちゃうところだったが、なんとYUI君が島のステキな場所を先導して案内してくれると言うんだ!こりゃ〜ありがたい!実はこれはYUI君の仕事じゃないんだな。フリータイムは本来参加者が自由に過ごす時間。だけどYUI君は島の良さをみんなに知ってもらいたいと企画してくれたんだぜ!
参加者6名には電動自転車が与えられたが、YUI君は自前の人力自転車だ。おそれいったぜ!とはいえ軽快なロードバイク。島を走り慣れているらしい!
昔はこれで農作業用のヒモなんかもその場で拵えて
使ってたんですよ!今もカゴなどが作られてます!
リュウボウのイベントで買ってきてたぜ!
オレは風雨を凌ぐために自転車を停め、上着を着込んだ。その間みんなに追い抜かれて最後尾になったんだが、何だか前方の様子がおかしいぜ。
動け、動け、動け、動け、動いてよ!
今動かなきゃなんにもならないんだ!
彼女のチャリは車輪がみんなのより小さい!
上り坂はきついんだろうか!?
GIGAさんちょっと見てくれへん?
私の自転車こわれてる??
これはですねぇ
チャリ全然進んでない!
カスみたいなトルクだぜ!
!!!?
ギアが 1 になってないかい?
それ6速みたいなギアだぜ。
てへぺろっ♪
沖縄で暮らしてるとなかなか乗らないさ〜。
高校生とかもタクシーの相乗りしてるし。
ふるさと文化センターから南東方面へチャリを進ませ、日の丸山展望台に着いたぜ!
今海の方を向いているのに、海全然見えないですよね?
これ、この島の面白いとこ!
環礁だった周囲の部分が一番標高が高くて
島の中心が窪んでるんです!
この周囲の部分を「幕(ばく)」と呼んで
高台部分を「幕上」、低土部分を「幕下」と言います。
「幕上」は山の手みたいなものでお金持ちしか住めません!
まるでアメリカとメキシコの国境みたいじゃないか!
この時代にまだそんな差別的なことを・・・
島の北側は台風が通過しにくいんです。
大きな溜池もたくさんありますし。
安全で水が豊富で収穫量の多い北側は
「八丈系」のカースト上位の人が住んでて
ボクたちのような「沖縄系」の人間は
天気が悪く実りの少ない南側の幕下に住んでるんです!!
沖縄系の中にも序列があります。
「本島」出身者が一番地位が低いんですよ・・・
これ「本当」です。なんちって。
※若い世代の中では差別意識は薄まってきているそうだぜ。
ここでクイズです!
この箱は一体なんでしょうか?
タイワンカブト(サイカブト)です!
こいつは外来種でヤバいやつなんでこうして捕獲するんです。
島には固有種のヒサマツサイカブトってのがいますよ!
このお札のような部分にメスのフェロモンを塗ってるんです!
それに誘われてオスがやってくるんです!
フェロモンや!
今度はそいつに誘われメスがやってくる。
こうしてどんどん集まってくる!
今では箱にフェロモンが染み付いてて
塗らなくても入ってくるようになったんです!
ノーガードでそこらじゅうに積んであるやん。
でも農家の人たちに堆肥の管理をちゃんとしてと頼んでも
お金にならないことはやってくれなくて・・・
それでこの箱の設置が提案されたんですが
やっぱり老害が反対して・・・
タイワンカブトはサトウキビを食べないから
サトウキビに被害がなければ絶対動かないんです。
1匹のタイワンカブトがサトウキビを齧ってるのが発見されたんです!
手のひらクル〜っといきなり駆逐派に!!
無事このように箱が設置されたんだなぁ。
しかし後にも先にも、その時以外に
タイワンカブトがサトウキビを齧る報告は一例もないんですね。
なんでだろ〜♪ なんでだろ〜♪
ク〜ックックック!!!
ガクガクブルブル
ガクガクブルブル
ガクガクブルブル
・・・・・・・・
なぜにそんな薄着!?
ブツブツブツブツ
ブツブツブツブツ
ブツブツブツブツ
・・・・・・・・
GIGAさん、ぶっちゃけどう思います?このツアー。
まず我々の部屋、おかしかったですよね?
旅人の寝る部屋ではない。
そーゆーのは。
我々は島民の暮らしに貢献する
島民の困りごとを助ける
島の魅力を伝える活動をする
こういった崇高な使命を持って
ここへやってきたんだ!
来るまでは知らんかったけど
倍率5倍以上の難関を
動機レポートの評価やら
性別や年齢のバランスなどから
選ばれし6人だったわけだしな!
ずっと「ふるさと文化センター」の掃除ですよ!
掃除はいいんですよ!島の役に立つなら!
だのに観光協会が管理してる施設の、給料もらってる職員が
やってて当たり前の館内の掃除ですよ!!
どこが島民の悩み解決なんだ!!!
やられたんですね!
・・・・・・・・・・・・・・
我々にはまだ、「アンケート」を書く機会が残されている!
そこに今回感じたことをきちんと書けばよい!
例え我々の旅が不本意なものに終わったとしても
この先、再びこの島を崇高な使命を持って訪れる
若者たちの未来を奪ってはならない!
まずは企画自体のおかしさが問題だ。
コロナ禍の旅行抑制の影響と観光立国沖縄のピンチを
ボランティアなんて形で救おうって考えが稚拙なんだ。
ここに県が金を出すもんだから、金の匂いを嗅ぎつけた悪徳旅行会社や、
くだらない企画を売りつける怪しいプロダクションやらが群がってきて
中抜き中抜き中抜き!この繰り返しで我々の部屋があんな状況になってる!
おかしいでしょうが!だいたい補助が出て13,000円で参加できるツアーだけど、
これ本来65,000円のツアーってことですよね?それであの部屋?ボランティアなのはわかって参加してるけど、
1日の自由時間が3時間で他は全部ボランティア!これで65,000円参加者から取るって発想がおかしいでしょうが!
まだまだありますよ。オレは温泉ソムリエを名乗ってるくらいだから、全国の旅行や観光情報に詳しいんです。
新しく始めた会社でも関連したことをやるつもりでそれでそれでブツブツブツブツブツブツ・・・・・・・・・・・・
KASUがもう一つカイロあげるさ〜!
先ほども説明したような成り立ちなので
南大東島にはビーチが全くないんです。
だからこうした人工の海水プールが2カ所あって
島の子どもたちはここで泳ぐんですよ!
海軍が作ったわけじゃなく
下の写真でちょうど見切れてる右のところに
海軍のスループ「海門」が測量棒を立てたため
「海軍棒」と呼ばれてます。
肝心の棒の写真を撮っていなかったぜ!
だから皆さんもその時間に連れてきたかった・・・
もう18:00になりそうですね。
(写真はGIGAが明度を調整してるので本当はもうかなり暗いぜ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やっぱり間違っている!!
この島の連中のやり方は間違っている!!
このように掘削して作るしか方法がないんです。
最終目的地の漁港を出て、あとは宿へ戻るだけというところでとんだ異変が!
もげてしまいました・・・
この木の枝を穴に挿して・・・
漁港からの帰り道を右のペダルだけで何とか乗り切ったのです・・・
島を一周、約20kmの旅から宿に戻ったぜ。指定の夕食の時間はとうに過ぎてしまった。いや〜!濃ゆい!めちゃくちゃ濃ゆいサイクリング体験!楽しかった〜!こんな感じで1日目は終了し・・・ていないぜ!お楽しみはこれからだ!それではまた、「うふあがりじま」シリーズでお会いしましょうだぜ!
価格:19,800円 |
価格:124,080円 |
価格:1,571円 |